VainDreamその履歴
リリース機種紹介とその内容

PC-88版
 88では不可能とまで言われた3D表示(ランザーテの遺跡につながる道)や、多重スクロール(ラグナージュ、トゥタイの洞窟深部)を実現した。さすが、池亀氏という感じの至高のプログラミングテクニック。超高圧縮の独自圧縮技術なども用いて大量のビジュアルシーンも展開。その一方で、容量の都合などで、サブシナリオなどが削られたりしたが……。GLODIA最後の88作品。

PC-98版
 88版に遅れること2ヵ月。だが、一番オリジナルのヴェインといっていいバージョン。時間や容量の問題で、ユウ・ムトクのイベントなどが削られるも、シナリオ的にはちゃんとしていたゲーム。もちろんゲームシステムも、エメドラから正常に進化しており、操作性の向上、また視覚としての分かりやすさは倍増していた。

X680x0版
 開発断念。
 マップが異常に広いおかげで、X68000専用に作りなおすととんでもなくサイズが大きくなってしまって、ディスクに収納できない、とのことで(町とフィールドが別になってるのが原因?)。また、X68000用に新たにグラフィックスを描き直すだけの労力を割けなかったという問題もあったとか。

FM-TOWNS版
 「真の移植とはこういうものだ!」というキャッチコピーで登場したが、「こんなコピーつけられちゃって。しょうがないから、"真"というヤツが移植したことにしよう」なんて話が内部で出てたとか。
 しかし、ビジュアル的には極まっており、「うわあ、ここまでやっちゃいますか?」という感じだった。声優には納得いかんものがありましたが。
 シナリオは一部変更・追加されている(妖騎士ソーンが女になってたり、ユウ・ムトクが出て来たり)。それもこれも、オリジナルの開発スタッフがみんな辞めていたということに端を発してたりする。

戻る